施術方法と流れ＜脂肪吸引＞
脂肪吸引の基本的な方法は、細くしたい場所に吸引管（カニューレ）を挿入し、脂肪を吸引していくことです。麻酔をして皮膚の目立たない部分に穴を開け、そこから細い管を入れていきます。
この吸引効果を高めるために、いくつかのマシン・技術が用いられることがあります。美容外科で幅広く採用されているものを紹介したいと思います。
- 体内式・体外式超音波脂肪吸引
- 超音波のエネルギーで脂肪を破壊しながら吸引します。脂肪が破壊・溶解することでより安全・確実に多量の脂肪を吸引するための方法です。体内式は特殊な管の先端から超音波を発し脂肪に照射し、体外式は皮膚の表面から超音波を当てます。
皮下脂肪の約70％の除去が可能と言われていますが、皮膚を火傷したり、炎症が長引いたりすることがあると言われています。 - エルコーニアレーザー脂肪吸引
- レーザー光を皮膚に照射してから脂肪吸引を行います。こちらも、体への負担を減らしより安全に脂肪を吸引していくための一手法です。
この他、ジェット水流などのエネルギーで脂肪を吸引しやすい状態にするクリニックもあります。しかし、最終的には管から脂肪を吸引するというプロセスは変わりありません。
脂肪吸引～ベイザーリポ脂肪吸引法とは
脂肪吸引はダイエットなしで、リバウンドもせず即時効果を実感できるというメリットがある一方、体への負担が大きいというデメリットがあります。脂肪の吸引量が多ければ、さらに体への負担も高くなります。
最新の脂肪吸引手術であるベイザーリポは、このデメリットを最小限にし、また一度に吸引できる脂肪量をより多くすることができるということで注目されています。これは、ベイザー波という特殊な超音波で脂肪細胞をほぐしつつ脂肪を吸引することが可能であるためです。出血量の少なさ・皮膚のたるみの少なさといった点で、患者さんの満足度も高くなります。注入した脂肪の質も高く、豊胸手術に吸引した脂肪を利用することも可能です。
手術の手法としてはダウンタイムの少なさなど、多数のメリットがあります。しかし医師の技量・ベイザーリポという特殊なマシンを扱うための認定が必要といった理由で、手術を受けられるクリニックはある程度絞られています。ですから、どのクリニックでもベイザーリポで脂肪吸引ができるというものではありません。
